S2 Light/Medium Runner – Racing Spinnakers
アパレントウィンドアングル 110‐170度
アパレントウィンドスピード 6‐18ノット
ミッドガース フット長の100‐105%
フルガース、フルショルダー
軽風下でもはれるよう軽めのクロス
レースは適度な風の中で行われる事が多いのでS2が最も使用頻度の多いスピンネイカーになります。実のところスピンネイカーを一枚だけ艇に積む場合はS2を選びます。アパレントウィンドアングルがビームのほんの少し後ろの軽風から15ノット以上吹いているときのデッドランまで使えるので万能なセイルです。
構成方法がスピンネイカーの肝となります。UK Sailmakersが使うパネル配置方法はクロスの繊維とプライマリーロードパスが合うように方向づけられた細いパネルが特徴的なラジアルレイアウトで、マトリックスと呼ばれています。これが歪みを減らし、セイル自体の重さに強くする最も効率的な方法です。
各パネルは滑らかなラウンドセイルをつくるために四辺がかたどられます。セイルは汎用性が高いため、歪みなくシェイプを保たせる必要があります。歪みはクローズリーチングの時に最も顕著に現れます。一般的なナイロンクロスでつくられたスピンネイカーは真ん中が伸び、リーチがタイトになるかフックしやすくなりパワーの減衰、抵抗の発生、ヒール量を増幅させる原因となります。重すぎる生地を使わずに歪みを防ぐ唯一の方法はSuperkoteあるいはAirxの名前のもとで作られた高性能スピンネイカークロスを使用することです。これらの素材は一回り重いスタンダードナイロンの強度を持っています。
The Express 37 SOULMATES S2 Spinnaker
The Sydney 46 CENTENNIAL running under an S2