A4 Heavy Running – Racing Spinnakers

A4 Heavy Running – Racing Spinnakers


アパレントウィンドアングル 105‐155度

アパレントウィンドスピード 14‐30ノット

ミッドガース ラフ長の100%

中からヘビークロス


A4は強風でA2ではリスクを負う可能性がある場合のダウンウィンド用です。このセイルはパワフルなランニングシェイプですが、A2よりガースが狭くフットが短くおよそ10%小さい。

構成方法がスピンネイカーの肝となります。UK Sailmakersが使うパネル配置方法はクロスの繊維とプライマリーロードパスが合うように方向づけられた細いパネルが特徴的なラジアルレイアウトで、マトリックスと呼ばれています。これが歪みを減らし、セイル自体の重さに強くする最も効率的な方法です。

各パネルは滑らかなラウンドセイルをつくるために四辺がかたどられます。セイルは汎用性が高いため、歪みなくシェイプを保たせる必要があります。歪みはクローズリーチングの時に最も顕著に現れます。一般的なナイロンクロスでつくられたスピンネイカーは真ん中が伸び、リーチがタイトになるかフックしやすくなりパワーの減衰、抵抗の発生、ヒール量を増幅させる原因となります。重すぎる生地を使わずに歪みを防ぐ唯一の方法はSuperkoteあるいはAirxの名前のもとで作られた高性能スピンネイカークロスを使用することです。これらの素材は一回り重いスタンダードナイロンの強度を持っています。

The Santa Cruz 70 WESTERLY sailing with her A4.

The J/109 Whisky Jack flying with her A4 on a heavy air run.