A2 Light/Medium Runner – Racing Spinnakers

A2 Light/Medium Runner – Racing Spinnakers


アパレントウィンドアングル 105‐155度

アパレントウィンドスピード 8‐18ノット

ミッドガース ラフ長の100‐105%

エントリーが深い

シートを出すとフォアステイの風上に回る


A2はほとんどの艇で主力になります。アパレントウィンドアングルが155度以下でセイリングするとアシンメトリカルスピンネイカーはメインセイルの後ろにかぶってしまうので、デッドダウンウィンドではセイリングしません。ランニングはアパレントウィンドアングルが90‐155度でセイリングする時を指します。A2はアパレントウィンドスピードが8‐18ノットの風で使われます。可能な限り落としてセイリング出来るように、UK Sailmakersはエントリーを深くしクリューを高くすることによりセイルのミドル部がフラットになり、ヘッドステイの風上に回りメインセイルの陰から出来る限り風を拾えるようフルサイズのセイルをデザインしています。

構成方法がスピンネイカーの肝となります。UK Sailmakersが使うパネル配置方法はクロスの繊維とプライマリーロードパスが合うように方向づけられた細いパネルが特徴的なラジアルレイアウトで、マトリックスと呼ばれています。これが歪みを減らし、セイル自体の重さに強くする最も効率的な方法です。

各パネルは滑らかなラウンドセイルをつくるために四辺がかたどられます。セイルは汎用性が高いため、歪みなくシェイプを保たせる必要があります。歪みはクローズリーチングの時に最も顕著に現れます。一般的なナイロンクロスでつくられたスピンネイカーは真ん中が伸び、リーチがタイトになるかフックしやすくなりパワーの減衰、抵抗の発生、ヒール量を増幅させる原因となります。重すぎる生地を使わずに歪みを防ぐ唯一の方法はSuperkoteあるいはAirxの名前のもとで作られた高性能スピンネイカークロスを使用することです。これらの素材は一回り重いスタンダードナイロンの強度を持っています。

Notice the fullness of the A2 on this TP52.