A3 Medium/Heavy Reacher – Racing Spinnakers
アパレントウィンドアングル 75‐130度
アパレントウィンドスピード 10‐20ノット
ミッドガース 85‐95%
ミッドエントリー
中からヘビーなクロス
リーチング用スピンネイカーはよりタイトなウィンドアングルにてヒールを減らすためにランニング用よりもフラットにデザインされます。A1と同じセイルエリアですが、強めの風からの重い荷重に耐えられるよう重めの素材が使われます。A1は0.5から0.6オンスのナイロンで作られますが、A3は0.75から0.9オンスのクロスで作られます。
構成方法がスピンネイカーの肝となります。UK Sailmakersが使うパネル配置方法はクロスの繊維とプライマリーロードパスが合うように方向づけられた細いパネルが特徴的なラジアルレイアウトで、マトリックスと呼ばれています。これが歪みを減らし、セイル自体の重さに強くする最も効率的な方法です。
各パネルは滑らかなラウンドセイルをつくるために四辺がかたどられます。セイルは汎用性が高いため、歪みなくシェイプを保たせる必要があります。歪みはクローズリーチングの時に最も顕著に現れます。一般的なナイロンクロスでつくられたスピンネイカーは真ん中が伸び、リーチがタイトになるかフックしやすくなりパワーの減衰、抵抗の発生、ヒール量を増幅させる原因となります。重すぎる生地を使わずに歪みを防ぐ唯一の方法はSuperkoteあるいはAirxの名前のもとで作られた高性能スピンネイカークロスを使用することです。これらの素材は一回り重いスタンダードナイロンの強度を持っています。
An A3 on the Express 37 LORA ANN at the start of the Newport to Bermuda Race.
A J/122 sailing with her A3; notice how flat it is.
The Beneteau First 34.7 CIRCA running in heavy air with an A3